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魚辞苑
銚子で獲れる魚と魚にまつわる諺





【アジ】スズキ目アジ科約25属140種の総称
1年中獲れるが、秋に水揚げされるアジはとくにおすすめ。値段が安いうえ、料理のバリエーションも豊富。たたいて(刺身)よし、焼いて(干物)よし、揚げて(天ぷら、フライ)よし、漬けて(南蛮漬け)よしと、まさに魚の優等生だ。


【イワシ】ニシン目ニシン科のマイワシ、ウルメイワシ亜科のウルメイワシ、カタクチイワシ科のカタクチイワシの総称
銚子を代表する魚。西洋では、イワシは多くの産業を潤すため神が与えてくれた宝物とされている。イワシは安価でありながら栄養価が高く、調理方法も多岐に渡り、近年再評価さている魚だ。おすすめはごまいわし、酢漬け、ごま漬け、卯の花漬など。

鰯の頭も信心から
イワシの頭のようなつまらないものでも、信仰するとひどくありがたく思えるという意味。節分にイワシの頭をとってヒイラギの枝に刺し、門の上や壁の間にかけるのは、江戸時代初期の習俗の名残り。イワシの生臭さが邪気を追い払い、ヒイラギのとがった葉が鬼の目を破るから(『本朝食鑑』)とされる。
鰯で精進おち
(イワシのような)些細なことで訓戒を破ること。
日の本にはやらせ給ういわしみずまいらぬ人はあらじとぞおもう
紫式部がよんだ歌。ある日、イワシ好きの式部が夫の留守中にイワシを焼いて食べたところ、帰宅した夫がその匂いをかぎつけ、下賎なものを食べる式部をたしなめたという。そこで式部は、石清水八幡宮とイワシをかけてこの歌をよんだ。


【サバ】スズキ目サバ科15属48種の総称。主に、マサバとゴマサバを指す
ブリに似ているが小型で、うろこは細かく、背中は真っ青。1年中どの季節にも安定した漁獲が望めるが、9〜12月が脂ののりがよい。弊社の干物「寒サバ」は、身が大きく脂もいっぱい。

サバを読む
数をごまかすことをいう。語源には諸説がある。@一時に大量に漁獲されるので、計算するとき2,3匹を串にまとめて一つと称したから、A腐りやすいため短時間で多数をさばかなければならず、数え方がいい加減になったから、B魚市場で早口に魚を数えることをイサバヨミ(魚市読)といったから、など。
秋サバは嫁に食わすな
おいしいものを嫁に食わすな、という姑根性を表しているという説、サバの旬が秋であること示す、など諸説がある。
サバの生き腐れ
総じてサバは生ではまず食べない。鮮度が急速に低下するうえに、遊離したヒスチジンが多いので、アレルギー源となるヒスタチンが生じやすく、じんましんなどができやすいためだ。これがまさに「生き腐れ」なのである。
鯖日和
春夏秋の夜の空が曇り、潮が満ち、海上がかすむ日を<鯖日和>とし、漁には絶好の機会とした(『日本山海名産図会』)。


【サンマ】ダツ目サンマ科4属4種の総称、またはその1種
秋の味覚を代表する魚。サンマ漁は8〜12月までの期間限定で行われる。銚子港の初サンマは8月下旬頃。なかでも初秋から水揚げされるサンマは、刺身で食べられるほど鮮度が抜群。ほかに干物、みりん干しがおすすめ。


【タイ】スズキ目タイ科約41種の総称
千葉県の県魚にもなっているタイは、その姿、形、色から「魚の王様」と呼ばれる。また百薬の長と称され、昔から尊ばれた。関東地方では30cmまでをチャリコと呼び、それ以上を真鯛と呼ぶ。銚子では外川によい漁場があり、釣り宿も多い。

腐っても鯛
たとえ落ちぶれようと、その物の持つ価値は下がらない。
鯛の尾より鰯の頭
大きく立派な組織の中で人の下にいるよりは、たとえ小さな組織でもその長となるほうがよい。



2012-04-03更新




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