店主のtubuyaki

  11  NOVENBER.2011   


2011-11-01-TUE

きょうから11月、今年も残すところ2ヶ月になりました。
毎年思うことですが、暦が8月を終えると、
残りの4ヶ月はあっという間に過ぎてしまう感覚があります。
1日は24時間、1週間は7日、1ヶ月は30日か31日と
時間の長さは同じはずなのに、なぜ短く感じるのか不思議です。
夏の終わりとともに、
日が暮れるのがどんどん早くなるのも一因かもしれません。
必ずしも公平、平等とは言えない世の中にあって、
時間だけは万人に同じ質量で流れていきます。
「秋の夜長」を有効に活用したいものです。


2011-11-02-WED





 このところ、銚子の港が活気づいています。
というのは、連日のようにサンマが水揚げされているからです。
この日(10月29日)は、
根室の船団が川口漁港に接岸して、荷降ろし作業をしてました。
漁船に装備したクレーンを使って、
船内から大型トラックにサンマを積み込むさまは、
なかなかに迫力があって壮観な眺めです。
そうそう、この港はウオッセ21の目の前にあります。
平日の午前中の時間帯であれば、
もうしばらくはこの光景を目にすることができるかもしれませんよ。

 
2011-11-03-THU

一国のトップが、国の行く末を国民の判断に委ねるーー。
この文言を聞いて「なんて民主的な国なんだ」と思う人、
反対に「なんと無責任な主なんだろ」と思う人、
はたしてどちらが多いんだろうか。
その興味深い問いかけは別にして、かの国の首相は、
じぶんに判断(責任)能力がないのであれば、
その座をほかの人に譲るのが先決じゃないのかなぁ。
己の能力の限界を自ら認めることは、「役」が大きいほど、
とてもやっかいなことだし、勇気のいることだと思います。
けれど、国であれ、会社であれ、トップに立つものは、
その役を演じきれなくなったら、自ら舞台を降りるべきでしょうね。
引き際を誤ると、国民を、社員を不幸にしてしまう。
「そういうお前は大丈夫か」という声が、どこからか聞こえてきそうです。

 
2011-11-04-FRI

日立がテレビの自社生産から撤退したのに続いて、
パナソニックとソニーが、相次いでテレビ事業の縮小を発表しました。
価格の下落が原因で、テレビをつくればつくるほど赤字が膨らむという。
これまでは米の生産者や野菜農家や漁業者など、
一次産業に従事する人たちが、こうした憂き目にあってきました。
それがここに来て「二次産業よ、お前もか!」という有様です。
モノには、それに見合った「適正な価格」があってしかるべきです。
儲からない仕事は、だれだってやりはしませんよね。
価格競争の行く末は、空恐ろしいばかりです。
事業を廃止したり縮小したりすれば、
そこで働いていた人たちのなかには職を失う人もいるでしょう。
負の連鎖、負のスパイラルは、いつまで続くのでしょうか。


2011-11-05-SAT

パリーグのクライマックスシリーズ第3戦は、とっても熱かった。
ソフトバンク・杉内、西武・涌井の投手戦は、
エースの意地と気迫のぶつかり合い。
あとさきを考えず、この一戦に賭けるふたりの姿は、
まるで、高校時代の鹿実VS横浜戦を見ているかのようでした。
両者ともに延長10回に1点ずつを取られて涙の降板。
男が大観衆の前で臆面なく涙を流すさまが、ちっともへんじゃない。
むしろ、そんなふたりがうらやましくさえ思えてしまう。
「男の涙」ってのは、トップアスリートだけに与えられた特権なのかも。
真剣勝負って、やっぱりいいですねぇ。


2011-11-08-TUE

目をつむってたり、耳をふさいでたり、心を閉ざしてたりすると、
内なる世界は凪いだままで、感情に変化は起きませんよね。
本を読んだり、音楽を聴いたり、きれいな景色を見たり、
他人の話に耳を傾けたり、赤ん坊を抱っこしたり、恋をしたりして、
じぶん以外のなにものかに触発されて、初めて感情が湧き出てきます。
同じ場所にとどまらず、一歩前に進むには、
そうしたなにものかにぶつかって
化学反応を起こす必要があるんじゃないかと思います。
だけどねぇ、年をとるとともに、
知らず知らずのうちに避けて通るものが増えていくんですよね。
「これじゃいけない」と、50をすぎた男がひとり、ごちる。
年相応の人生なんてつまらないですもんね。


2011-11-09-WED

言葉は便利な道具だけれど、同時に危険な道具でもあります。
いわば「諸刃の剣」でも言いましょうか。
こちらにこれっぽちの悪意がなくても、
受け取る人によっては、胸に刺さる言葉があります。
とくに、親や兄弟、子供、奥さんや旦那さんなど、
まぁ、いわば身内に、気安さから不用意な言葉を投げかけがちです。
いったん発した言葉は、けして元の鞘には戻りませんからね。
他人でも、気心が知れてくると、かえって危ない。
「親しき仲にも礼儀あり」のことわざがあるように、
相手がだれであろうと最低限の気配りは忘れちゃいけないと、
いま一度、じぶんに言い聞かせたところです。


2011-11-10-THU

新聞や雑誌に掲載された書き言葉の文章からは、
ほとんど場合、書き手の顔が浮かんできません。
まあ、それが匿名性ということなんでしょうが。
一方で、話し言葉を文章に起こすという作業は、
なかなかにやっかいなシロモノであります。
硬くなりすぎず、かと言って柔らかすぎず……。
その加減がむずかしいわけでして。
それと、書き手の「人柄が知れる」というか、「素が出る」というか、
人間性みたいなものがそこかしこに見え隠れします。
裏を返せば、じぶんでじぶんを知るには、
話し言葉の文章はわるくない手立てだとも言えます。
「どう書くかじゃなく、何を思うかでしょ」と言われれば、それまでですが。


2011-11-11-FRI



銚子の隣町・旭市(旧飯岡町)に形部岬(ぎょうぶみさき)という名の、
高さ60mほどの断崖絶壁の岬があります。
この岬からは太平洋と九十九里浜を一望できて
「日本の夕日百選」にも選ばれている風光明媚な場所です。
上の写真は、この岬にある展望台から撮影(10月27日)した、
飯岡漁港(手前)と飯岡町の風景です。
一見すると、のどかな港町のようですが、
海岸通りには、櫛の歯が抜けたように空地が点在しています。
震災から8ヶ月たったいまも、津波の被害を受けて取り壊された場所は、
そのほとんどが更地のままで手付かずの状態です。
飯岡町はまた、夜景の美しさでも知られている町です。
いまはただ、飯岡の街の灯りが震災前の明るさを取り戻し、
美しい夜景を見られる日が一日も早く来ることを祈るばかりです。


2011-11-13-SUN


小春日和のぽかぽか陽気に誘われて
千葉科学大学の「青澄祭」に行ってきました。
青澄祭も回数を重ねて、今年で8回目。
ということは、わが町銚子に大学ができて8年が過ぎたんだなぁ。
銚子の人口は年々減少する一方なので、
一時的にせよ、若年層が市内に居住してくれるのは、
町の活性化にも喜ばしいことです。
大学から至近距離にあるうちの会社の周辺には、
学生向けのアパートやマンションが、ここ数年で一気に増えました。
学祭は、学生と地域住民が触れ合う絶好の機会でもあります。
こうした交流の場がもっともっと増えて、
人生の中でも多感な時期を銚子で過ごす学生のみなさんに
少しでもいい思い出をつくってもらえたらうれしいな、と思います。


2011-11-21-MON

ホークスの優勝で日本シリーズが幕を閉じました。
関東では盛り上がりに欠けたようでしたが、
7戦を通じてロースコアでの緊迫した攻防は、
玄人受けする見ごたえのあるシリーズでした。
秋山監督の優勝インタビューも心に残りました。
震災の影響で、開幕が1ヶ月近く遅れたことしのプロ野球。
「被災者のみなさんに勇気を、元気を」を合言葉に、
12球団が思いをひとつにして争った
「特別なペナントレース」だったと、秋山監督はコメントしてました。
一生懸命努力したからといって、すべての人が報われるわけじゃない。
けれど、野球にかぎらず一生懸命になにかに取り組む姿は、
多くの人の心を揺さぶる力があるのはまちがいないでしょう。


2011-11-22-TUE

誰彼なく、みんながんばってる。
日本中のみんなが、歯を食いしばってがんばってる。
じぶんのために、家族のために、社員のために、会社のために
どこかのだれかのために、ニッポンの未来のために……。
どれだけがんばればいいんだろう、
いつまでがんばればいいんだろう、
不安と恐怖に押しつぶされそうになりながら、それでもがんばってる。
もう一方に、100億円を賭博に使う人がいる。
彼もまた、見た目には同じニッポン人のようです。
彼と我は、いったいどこがちがうんだろうか。
不条理……若かりしころに覚えたそんな言葉が頭に浮かびます。


2011-11-24-THU

価値観は十人十色、人の数だけあるものだと思う。
なにかを選ぶとき、その人なりの価値観が見えてきます。
つまり「価値観=選択」もいえます。
たとえば、洋服を選ぶとき、あなたはなにを重視しますか?
値段なのか、デザインなのか、機能性なのか、色合いなのか。
ところが、どうも最近は価値観が似たり寄ったりというか、
本来、もっと幅やバリエーションがあっていいはずなのに、
どんどん狭く薄っぺらになっていく気がしてなりません。
不景気のせいなんだろうか、震災後の自粛の影響なんだろうか。
いい悪いではなく、限られた価値観に集約される世の中は、
どことなく不健康なような気がします。


2011-11-25-FRI

きょうの空は、とっても澄んでましたね。
とくに夕暮れ時の薄暮の空は、びっくりするくらいきれいだった。
日が沈んだ数分間の、昼でも夜でもない世界……。
光のグラデーションが作り出す世界は、とても神秘的で、
一瞬ここが銚子であることを忘れさせ、
漠然とした宇宙を身近に感じるような気がしました。
じっと見てると圧倒的な美に吸い込まれ、
じぶんが溶けてなくなっちゃうんじゃないかとさえ思えた。
美しく魅惑的なものは、自然であれ、女性であれ、
こころを惑わす不思議な力があるようです。


2011-11-26-SAT

仕事仲間に、顔を合わせれば「ひまだねぇ」と
口癖のように嘆くがいます。
反対に「忙しい、忙しい」と呪文のように唱える人もいます。
両者を比較したとき、両極にある「ひま」と「忙しい」に
さほどの差がないんじゃないかということに気づきました。
共通してるのは「切実さ」や「緊張感」がないこと。
50数年の経験則から判断するに、
切実で緊張感のある人は、寡黙であることが多い。
さらに付け加えれば、姿そのものをあまりみかけない。
人知れず黙々と次の一手を考え、行動を起こしている。
東北にかぎらず、被災者の多くがきっとそういう状況なんだろうなぁ。




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