店主のtubuyaki

    SEPTEMBER.2011   






 秋晴れや

てうしは空も

イワシかな






2011.9.1.THU

8月は本店も休まず営業したため、
きょうは久しぶりの休日でした。
休日の楽しみのひとつに床屋があります。
いきつけのお店なので、注文を告げることもなく、
椅子に腰をおろした瞬間からうたたねタイムです。
フルフラットに近い状態で顔剃りをしてもらうころには、
ぬるめのお湯に浸かっているような気分で、半ば夢心地です。
私にとって床屋での小1時間は、
心身ともにリフレッシュできる、至福のひと時と言えます。


2011.9.2.FRI

先月30日、野田佳彦氏が第95代の首相に就任しました。
この5年間で6人目となる首相交代。
一国のトップが猫の目のように代わる事態の捉え方は、
国の内と外では、かなりの温度差があるようです。
海外メディアの目には奇異に映っているようですが、
お膝元の私たちには「普通のこと」になりつつあります。
もうずいぶんと昔になりますが、
たしか「異常も日々続くと日常になる」という広告コピーがありました。
世の中をじっくりと見渡せば、
普通になりつつある「変なこと」が、まだまだありそうな気がします。


2011.9.3.SAT

台風12号の影響でしょうか、
晴れ間と豪雨がオセロゲームの盤面のように
めまぐるしく入れ替わる一日でした。
日中は、30度を越える真夏日でしたが、
夕暮れ時、ふと見上げた南の空にうろこ雲を発見。
雑木林からはツクツクボウシの鳴き声が聞こえます。
耳を澄まさなくても虫の声だって聞こえてきます。
きょうは天候と同じように、
季節も、夏と秋がごちゃまぜになったような週末でした。


2011.9.4.SUN

時計の針は午後9時をちょっぴり過ぎたあたり。
海の方角に月が浮かんでいます。
上弦の月です。
雲は切れ、近くに星もなく、
月だけをくっきりと鮮やかに見ることができます。
いまこの時間に、この月を見ている人が
この世界に何人いるだろうか。
残念ながら月は一つだけです。
周囲を探しても、二つ目の月は見当たりません。
当たり前ですが、あいかわらず2011年のようです。


2011.9.5.MON

逃げるが勝ち。
地震に台風…自然災害に遭った被災地の映像を見るたびに、
その思いがますます強くなっていきます。
自然の猛威は、人知を尽くした人工物をあざ笑うかのように破壊し、
あっというまに尊い人の命を奪ってしまいます。
自然は人類の想定を超越した存在であること、
自然の前に科学は万能ではないことを認めざるを得ません。
過信は禁物です。
勝負を挑んだところでけして勝てない相手があることを
私たちは自然災害を通じて学ぶ必要があります。


2011.9.6.TUE

店休日のお知らせをさせていただきます。
あす7日(水)と明後日8日(木)の両日、
名洗本店は休業いたします。
また、8日はウオッセ21店も臨時休業とさせていただきます。
お電話をいただいても応対できないことを
あらかじめお断りいたします。
お急ぎのご用のあるかたは、
FAX、またはメールにてお願いいたします。
なお、9日(金)は、両店舗とも平常どおり営業いたします。
よろしくお願いします。


2011.9.10.SAT


店休を利用して帰省してきました。
3年前に亡くなった母親の墓前に手を合わせ、
自分と家族の近況を報告しました。
深い緑に覆われた山肌、
青く澄んだ清らかな水を運ぶ川、
首を垂れるほどに実をつけた稲穂…。
1年ぶりに訪れた故郷は、何も変わっていない印象でした。
けれど、それは勝手な思い込みなのかもしれません。
時が流れれば、すべてのものが変化していくのが自然の理。
だからこそ、故郷くらいは昔のままであってほしいと、
無意識のうちに念じているのかもしれませんね。


2011.9.11.SUN

帰省の帰り道、上野恩賜公園に立ち寄ってきました。
いやぁ驚きました、人の多さに。
親子連れはもちろん、中年女性のなかよしグループ、
遠足に来た幼稚園児に修学旅行の中学生、
台湾人と思われるツアー客や老人会とおぼしき小団体、
バックパックを背負った西欧人カップル、そしてニッポンの恋人たち…。
あらゆる階層の人たちが次から次へとあふれ出てきます。
いったいこれほどの人が“どこに隠れていたんだろう”と、
まるで一流のマジックを見ているような気分でした。
大半の人たちがパンダ目当てのようでしたが、
博物館や美術館にも数多くの人たちが流れていました。
やっぱり「人が集まるところに人は集まる」ものだと痛感した次第です。


2011.9.12.MON

期せずして昨日は、日米でメモリアルデーとなりました。
東日本大震災から半年、
アメリカ同時多発テロから10年という節目を迎えました。
東日本大震災の犠牲者は、死者と行方不明者を合わせておよそ2万人、
9・11テロの死者は推定3,000人と言われています。
自然災害と戦争(テロ)のちがいこそあれ、
一瞬にして多くの人命を失ってしまったことにかわりありません。
犠牲者一人ひとりに固有の名前があり、
かけがえのない人生があったはずです。
失われた命の重みをしっかりと受け止めて、
自分のできることをやり続けようと、再確認した一日でした。


2011.9.13.TUE


最近、深夜バスを利用する機会が増えました。
実は今回の帰省の際も、往路は東京駅から深夜バスに乗り込みました。
新幹線に比べて運賃が圧倒的に安いのが魅力の一つです。
普通運賃でも、東京ー名古屋間が「のぞみ」料金のほぼ5分の3、
早売割引を利用すれば、なんと5分の2以下です。
デメリットは移動時間が長いことですが、
寝ている間に目的地に着くので、なんとなく得したような気分です。
なかには、飛行機のようにビジネスクラスやファーストクラスなど、
プライベート空間を確保したシートもあり、より快適に移動できます。
寝台列車が次々と廃止されるなか、着実に進化する深夜バスは、
魅力的な交通手段としてまだまだ利用者が増えそうな気がします。


2011.9.14.WED


震災後初めて、商用で佐原に行ってきました。
小野川沿いに立ち並ぶ古い町並みは、
北総の小江戸と呼ばれ、観光名所になっています。
残念なことに震災の影響で伝統的な建造物が破壊され、
半年たったいまも補修工事が行われていました。
また、佐原には伊能忠敬記念館もあります。
そこで香取市は、伊能忠敬を主人公にした
NHK大河ドラマを製作してもらおうと、先月準備会を発足させました。
年内に3万人を目標に署名を募り、
来年1〜2月頃にNHKに要望書とともに提出する予定だそうです。
震災で被災した町に夢と希望を与える明るいニュース。
同じ北総地域の観光地として、大河ドラマの実現を応援したいものです。


2011.9.16.FRI

どうも「何もしない人」にかぎって
「何かをする人」にあれこれと物言いをつけたがるようです。
なぜか、理由は明白です。
「何もしない人」は、「何かをやり遂げたことがない」からです。
たとえば、フルマラソンを走ったことがある人は、
35km過ぎのランナーに向かって「もっと速く」とは声をかけないでしょう。
たとえば、草野球で完投経験がある人は、
終盤に棒球を痛打された投手に「コースが甘い」とは野次らないでしょう。
「何もしない人」が「何かをする人」に対して許される物言いは、
敬意を表する「お疲れさま」のひと言だけではないでしょうか。


2011.9.17.SAT

わが家の住人は、5人揃って血液型がB型ときています。
ふだんは、互いにあまり干渉しあわないので気楽だともいえます。
ところが、なにか物事を決める段になると、事態は一変します。
みな一様に我が強く、一向に意見がまとまりません。
こういう場合、民主的な決定方法として多数決がありますよね。
5人家族ですから、過半数の3人が賛成すれば可決となります。
しかし、反対者が限りなく賛成者に近い2人というのは、
あと味スッキリとはいかず、なにかモヤモヤ感が残ります。
家族の問題を社会に置き換えても、たぶん同じなんでしょうね。
私たちのあずかり知らないところで決定された事柄も、
実は半数近くの「反対者」がいる、と思ったほうが無難かもしれません。


2011.9.18.SUN

たとえば、どこかでなにか揉め事が起こった場合、
事の次第によってタッグを組む相手が変わったります。
利害関係が一致すれば、
本来は敵対する相手と、一時的に手を握ることだってあります。
さしずめ、昨日の敵は今日の友というわけです。
しかし、あくまでもその場限りの休戦ですから、火種はくすぶったまま。
きっかけさえあれば、再び火がつくのは目に見えています。
世界中でいまなお続いている紛争も、
本をただせば、根っこは同じなのかもしれません。
目先の利益を優先したがために、
最初はほんの小さなほころびだったものを
長い年月をかけて、どんどん複雑にしてしまったのかもしれませんね。


2011.9.19.MON

「糸瓜咲て痰のつまりし仏かな」「をとゝひのへちまの水も取らざりき」
正岡子規の辞世の句です。
そこから、子規の命日を「糸瓜忌」と呼ぶそうです。
最晩年の子規は、結核に加えて脊椎カリエスを患い、
寝返りを打つことさえままならず、ほぼ寝たきりの状態でした。
このころの様子は、遺作となった『病床六尺』や
NHKドラマ「坂の上の雲」の香川照之の熱演でご存知かもしれません。
想像を超えた痛みや苦しみと真正面から向き合い、
最期の最期まで創作活動を続け、34年の太く短い生涯を終えた子規。
はたして自分は子規のように、
己の寿命を「生ききる」ことができるのか、いささか不安ではあります。


2011.9.20.TUE

敬老の日が自分のための休日になろうとは、
ゆめゆめ思いもしませんでした。
歳月の流れとは、いやはや恐ろしいものです。
来るんですね、必ず、そういう日が…。
孫ができた身ですから、おじいさんにかわりはないんですがね。
その一方で、自分たちの親世代の元気なことと言ったら。
「老いては子に従え」ということわざがありますが、
どっこい戦中派は「老いてなお親に従え」と言わんばかりです。
このパワーの源はどこにあるのか、不思議です。
ところで、敬老の対象者って何歳からなのでしょうかねえ。


2011.9.21.WED

台風15号情報
08:30 雨・風ともに、いまのところありません。
09:10 東の空は明るいものの、雨が降り始めました。
09:37 大雨・洪水・暴風・波浪警報が発表されました。
09:43 雨がやみ、薄日が射しています。
11:28 再び、雨が降り始め、風もやや強くなりました。
13:00 雨はすぐにやみ、その後小康状態。
15:10 雨・風ともに強まってきました。
18:30 強風ですが、雨量はさほど多くありません。
22:30 雨はあがり夜空に星が見えます。風は依然として強めです。


2011.9.22.THU

台風一過の快晴です。
北西の風が時折強く吹いて、肌寒さを感じます。
先週の3連休は、真夏のような陽気で、
半パンにTシャツ姿の男性が目立ちました。
季節がずれ込むと、ファッション業界をはじめ家電や飲料など、
さまざまな業界で「当て」が外れてしまいます。
私たちの会社でも、なかなか気温が下がらないので、
名物の「海藻こんにゃく」の製造に取り掛かれません。
最高気温が20℃以下になれば、製造を開始する予定です。
お問い合わせをいただいているお客様、
申し訳ありませんが、いましばらくお待ちください。


2011.9.23.FRI

「契約書どおり。この世界はそういう世界」。
きのう退任が発表された、中日・落合監督の「オレ流」コメントです。
3年契約の3年目で契約満了、お役御免というわけです。
とはいえ、監督就任以来7年間で3度のリーグ優勝、1度の日本一と、
文句のない成績を残しながらの退団は、いささか不可解な気もします。
球団幹部の「新しい風を取り入れたい」という発言も、
後任が高木守道さんと聞いて「どこが新しいんじゃ」と、
思わずツッコミを入れたファンも少なくないのでは。
いっそのこと、板東英二さんを次期監督にすれば、
興行面やファンサービス的には面白かったのに残念です。
でもねえ、そこまでふり幅を大きくできないところに
プロ野球経営のエンタテイメントの限界があるんでしょうねえ。


2011.9.24.SAT

ずうーっと、不思議に思っていることがあります。
どうして、夫婦って顔が似てるんでしょうか。
結婚してから顔が似てくるとは考えにくいので、
自分と「似た顔」の異性をパートナーに選んでることになります。
じゃあ、なにゆえ「似た顔」同士が結ばれるんでしょうか?
動物学的に、遺伝子学的になにか理由があるんでしょうかねえ。
「似た顔」の男女が一緒になるメリットをいろいろ考えてるうちに、
ひとつだけ「これかな」というものに思い当たりました。
それは、子供の顔が母親にも、父親にも似るということです。
生まれた子が自分に似ているほど、かわいいと感じ、安心するでしょ。
両親がともにそう思えることが、けっこう重要なポイントじゃないかなあ。
なんの科学的根拠もない勝手な想像ですから、あしからず。


2011.9.25.SUN

今週末、店頭でちょっと気になる光景に出合いました。
店先を行き交う人に声掛けをしてたところ、
ピンヒールに膝上のミニをはいた20代前半と思われる女性が視界に。
「最近の女性は…」と凡庸な思いが浮かびかけたところで、
彼女から数歩遅れて、赤ん坊を抱っこした若い男性と、
その傍らを寄り添うように、年長さんくらいの女の子が歩いてきました。
どうやら、「彼女」と「後ろの3人」は家族だったようです。
そう理解した途端、なにかざらついた感情がわいてきました。
それは、ファッションから独身と思った女性が母親だったことや
彼女に比べて父親の服装がずいぶん地味だったことや
女の子が母親ではなく父親の近くにいたことなど、
ひとことで言えば、バランスの悪さが気になってしまったのです。
こういうことが気になり始めると、立派なオジンなんでしょうかねえ。


2011.9.26.MON

仕事を進めるうえで、注意していることがあります。
それは、どんなときも「無理」という言葉を口にしないこと。
商談であれ、相談であれ、お誘いであれ、
たとえ条件が厳しくても、すぐに「それは無理です」と断らない。
だって「無理です」と言った瞬間にすべてが終わってしまい、
そこから一歩たりとも前に進むことができなくなります。
自分から可能性をゼロにするなんて、もったいないと思いません?
むずかしいと思われることほど、とりあえずチャレンジしてみる。
そうすることで世間が広がり、己も成長できると確信しています。


2011.9.27.TUE

「暑さ寒さも彼岸まで」とは、ほんと昔の人はうまいことを言うもんだ。
シルバーウイークの前半戦は真夏の装いだったのに、
後半戦は秋がどっしりと居座った感があります。
きのう、半袖のポロシャツからネルの長袖シャツに着替えました。
きょうは、車内の空調を冷房から暖房に切り替えました。
あすの銚子の予想気温は、18℃〜19℃です。
条件は整いました。
機は熟しました。
始めます、あしたから。
満を持して、海藻こんにゃくづくりがスタートします。
お待たせしていたみなさん、いよいよですよ。


2011.9.29.THU

核家族化、少子高齢化が進むにつれ、
商品の「小分け化」も、年を追うごとにニーズが高まっています。
たとえば、目方が300gで1,000円の商品があるとすると、
半分の150gで500円の商品をつくってほしいという具合です。
目方を半分にすると、手間と資材は単純に2倍かかります。
そのうえ金額は半分になるので、同じ1,000円を売り上げるのに、
結果的には4倍の労力が必要になり、本音を言えばたいへんですが…。
同様に、ひものも4尾、5尾と袋入りしたものより、
1尾、2尾と、少量に小分けしたものが好まれる傾向が強まっています。
当社では、いち早くアジやサンマ、サバなどの1枚真空をスタートさせ、
たくさんのお客様に「とても便利」と、喜ばれています。
まだお買い求めいただいていないかたは、ぜひ一度お試しください。


2011.9.30.FRI

30年来の悪友に別れを告げて、きょうで丸1年が過ぎました。
いやね、彼とは一生付き合うものと思ってたので、
こうあっさり縁が切れるとは、夢にも思いませんでした。
別れの直接のきっかけは、昨年10月の値上げでした。
けれど、それ以前から駅のホームやレストラン、歩道など、
彼の居場所がどんどん減り続けていたことも、
きっとボディブローのように効いていたんでしょうねぇ。
なんとなく、付き合いが面倒くさくなっちゃったのも大きな理由かなぁ。
別れてから? 体調はいいですよ、イライラしなくなりましたしね。
ただね、唯一の誤算は、太れないこと。
悪友のせいだと思ってたけど、どうやらほかに原因があるみたいです。




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